本が教えてくれること。

本と映画と、ときどき私。

ねぇ、人生で一番読んでいる本はなに?わたしはこれ。


みなさんの『人生で一番読んでいる1冊の本』はなんですか?読書ブログ書いている人は、このテーマでブログを書いて欲しいぐらい、ほかの人が人生でなんの本を一番読んでいるか気になるなぁ。


わたしはストーリーものは1回しか読みません。時がたったら読むときもあるけど、他にも色々読みたくなるのであまり何度も同じ本をリピートして読まない。


逆に心理学とかビジネス書系は何度も読むんだけど、それはみんなもそうなんじゃないかな?ストーリーは一度きりの感動、ビジネス書は何度も読んで自分に刷り込んでいくイメージ。


なので私の人生で一番読んでいる本は、たぶん自己啓発系の本だと思います。でもそれじゃ面白くないので、めったに何度も読まないストーリーもの、いわゆる小説の中から『わたしが人生で一番読んでいる本』をご紹介しましょう。





わたしが人生で一番読んでいる小説はこちら。

f:id:bigsisteraki:20160316215459p:image

『カラフル』森絵都

 


「おめでとうございます。抽選に当たりました!」

 

 

何かの罪で死んだはずの魂が、天使界の抽選に当たり、この世でもう一度やり直すチャンスを与えられます。

やり直すチャンスをもらった身体は、自殺をした小林真という中学生の身体。「ぼく」は小林真の身体でこの世での生活に戻ります。

しかし、生活していけば行くほど小林真は家族問題、コンプレックス、恋愛、、、と問題を抱えた冴えない中学生でした。がっかりする「ぼく」。


「ぼく」が現世で犯した罪はなんなのか…面白い天使のプラプラと小林真として探します…探し終わってわかったこととは…

 


この本との出会いと…

 

小学6年生の時に本屋でふと手に取って購入。そこから十数年。いまだに手元において、たまに見返したくなる私の大好きな本です。(大好きすぎて、毎年の読書感想文をこの本で書いていましたが、なかなかうまく書けたことがありません。ブログなら何記事でもかけるのになぁ…笑)


とくに1P目の進み方が好きで。

いまだに、この本を本屋で開いた時の感動を覚えています。衝撃的でした。心の中のワクワク感がはんぱなかった。これからこの物語にわたしも関わるんだっていうワクワク。最初の一行って大切だと思います。


それから、この装丁。黄色で可愛くて、押絵も気に入ってます。とにかく何もかもこの本に関してはお気に入りです。


ストーリーは、自殺と、思春期と、家族問題と、学校問題やいじめ、進学と…
中学生らしいテーマが盛りだくさんです。


それでも森絵都さんの世界観が面白いというか、テーマは重いけど面白いです。森絵都さんの死後のイメージが面白いので、ほかの小説も読んでみたらいいです。


 

わたしも小林真だった。

こんなにも好きな、思い入れの深い本になったのは小林真と自分が重なったからだと思います。小学6年生のわたしも小林真と同じように、家庭環境、恋愛、コンプレックスに悩んでいました。


圧倒的な共感がこの本にはあったのかもしれません。


それから「死」について、今まで深く考えたことがなかったけど、この本を読むたびに「死」についてホワーンと考えます。この本を読むと「生きる」ことがはっきりと、より輝きが増す。あ、生きよ、ってなる。希望をくれる本です。


「死にたい」と思っているあなたに贈りたい一冊。冴えない中学生も、くだらないことに悩んじゃう人も、たぶん、みんながみんな、この本ででてくる小林真なんだと思う。



生と死と愛と

 

さて、次の時点で太宰治の「人間失格がランクインするかもしれません。これまた中学2年生という多感な時期に読みました。

 

人間失格 (HOME COMICS 青い文学シリーズアニメコミックス 1)

人間失格 (HOME COMICS 青い文学シリーズアニメコミックス 1)

 

 
お笑い芸人の又吉が「あ、俺とおんなじこと考えてる人いたんや!」と読んで思った。と何かのテレビで言っていましたが、わたしも同じでした。


「あ、この主人公わたしと同じだ!」とわたしも思いました。なんか恥ずかしいですが。若さゆえというか、なんというか。そのころ家庭環境も悪かったし、やさぐれていたので、人間失格を読んで少しほっとしたりもしました。この本にも圧倒的な共感があったんですね。


まぁ、きっかけは表紙がデスノート小畑健さんが描いているからというだけで買ったんですが(なので私の中の太宰治デスノのライトです笑)それでも何回も読みました。表紙って大事ですね。



それと、そのころに読んだ蹴りたい背中もすごい記憶に残ったことを覚えています。あれも衝撃的だった。あれもなんかすごい共感した。

蹴りたい背中 (河出文庫)

蹴りたい背中 (河出文庫)

 

 
学校で読んでたら「表紙の人、しののめに似てるね!」と言われたような言われてないような。そんな感じで、あの小説も装丁が好きでした。私にとって質感とか表紙は内容にまで影響を与えるのかもしれない。



まとめ

こうやって書いてみると「生死」を書いてあるストーリーが好きなのかもしれませんし、自分の中で何度も呼び覚まさないといけない感覚が「生死」というテーマにはあるのかもしれません。


それでも最近は年を重ねる面白さというか、死や生を感じることが増えてきました。そうなると、最後に考えて感じてみたいのは「愛」についてです。愛と生と死は一体な気がします。でも最近は「愛は寄り添うもの」という言葉を知りました。


それが本当なのか、これからも歳を重ねて知りたいなとおもう、今日このごろです。